<<ややこしい!納税スケジュールについて>>

こんにちは!経理部の田尻です。
梅雨入りを前に、緑の香りが深まる今日この頃ですね。
3月決算の企業は決算業務、納税、株主総会などが終わり落ち着いてきた頃でしょうか。
今回のテーマは「納税スケジュール」となります。
*前提として企業の税金支払いスケジュールは、
法人の事業年度や規模、適用される税制特例、業種、自治体などによって異なります。
今回は主な税金の種類と納税スケジュールについて確認していこうと思います。
主な税金の種類
【国税】
1.法人税・地方法人税
確定申告・納付期限:事業年度終了日の翌日から2か月以内
中間(予定)納付 :前年度の税額が20万円を超える場合、
事業年度開始から6か月経過した日から2か月以内
2. 消費税
確定申告・納付期限:事業年度終了日の翌日から2か月以内
中間(予定)納付 :前年度の税額が48万円を超えた場合発生します。
*前年度の税額により中間申告・納付の回数が異なってきます。
3.源泉所得税
通常納付:給与支払日の翌月10日まで
*納期の特例を受けている場合:1月10日(7~12月分)
および7月10日(1~6月分)の年2回
【地方税】
1.法人事業税
確定申告・納付期限:事業年度終了日の翌日から2か月以内
中間(予定)納付 :前年度の税額が20万円を超える場合、
事業年度開始から6か月経過した日から2か月以内
2. 固定資産税(償却資産)
申告期限:毎年1月31日まで。
納付期限:各市区町村が定める期日
(例:東京都の場合、6月30日、9月30日、12月27日、2月28日)
3.自動車税
納付期限:毎年5月末まで。
4.法人住民税
確定申告・納付期限:事業年度終了日の翌日から2か月以内
中間(予定)納付 :前事業年度の「法人税割額」が10万円超 の場合、
事業年度開始から6か月経過した日から2か月以内
均等割額納付については赤字でも中間納付が必要となります。
*法人住民税は「法人税割」と「均等割」からなっています。
詳しくは国税庁のHP、各地方自治体のHPをご確認ください。
いかがだったでしょうか?
まとめてみると種類の多さに驚きました!
自社の税務管理にお役立ていただければ幸いです。
経理部