<<決算書を読む目的とは?>>

こんにちは!経理部の川口です。
もうすぐ夏季休暇ですね。皆様、夏の予定はお決まりでしょうか。
今年(2025年)のお盆は全国的には8月13日(水)~16日(土)の4日間です。
酷暑が続きますが、こまめな水分補給、塩分補給を忘れずに熱中症には気を付けましょう!
今回の経理部ブログは大手町ランダムウォーカーさん著『世界一楽しい決算書の読み方』を参考に、
決算書を読む目的についてお話させていただきたいと思います。
決算書は財務諸表とも呼ばれ、企業の財政状態や経営成績を把握することができます。財務諸表については、以前の経理部ブログでも取り上げておりますので、興味がございましたらこちらも合わせてご一読ください!
2024/6/14 <<ちょこっと役に立つ会計>>
2024/8/02 <<ちょこっと役に立つ会計2>>
2024/8/23 <<ちょこっと役に立つ会計3>>
さて、この決算書、いったい誰が読んでいて、どのように活用されているのか……早速一緒に見ていきましょう!
企業の経営活動には経営者、従業員、顧客、投資家、銀行をはじめ、いろいろな方が関わり、様々な利害関係があります。この利害関係者をステークホルダーといいます。
決算書はこういったステークホルダーのために公開されています。
上場企業は四半期毎に決算を開示しなければなりません。非上場企業は決算書の開示義務はありませんが、資金調達等、特定のタイミングにおいて決算書の開示を求められることがあります。
例えば、資金調達のため銀行に借入をお願いするとします。
銀行側の立場で考えると、「お金を貸してほしい」と言われ、貸したお金がしっかり返ってくるか気になるところですよね。銀行側は決算書の開示を求め、お金を貸しても返してくれる企業かどうか決算書をチェックします。
決算書に記載されている数字情報から企業のビジネスがどのような状況か、多くの情報を知ることができるからです。
他にも貸倒(売掛金や貸付金等が倒産や経営状況の悪化等により回収できなくなること)のリスクを抱えた企業を選別する為にも決算書は活用されます。これを与信管理と言います。
経営者にとっては今後の経営の舵取りを決める重要な情報になるでしょう。このように、企業の財政状態や経営成績から企業の安全性を分析したり、今後の打ち手を考える上で現金がどれくらいあるか、借入金がいくら残っているか、等考慮すべき重要な事項を決算書で確認したり……それぞれの目的の為に様々な人が決算書を活用しています。
決算書を読む目的、いかがでしたでしょうか?
様々なところで決算書が活用されていて、改めて決算書の重要性について実感いたしました!
また次回も大手町ランダムウォーカーさん著『世界一楽しい決算書の読み方』を参考に決算書の読み方等についてお話させていただく予定です。お楽しみに!
経理部 川口